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<オーストラリア>100年振りの大型サイクロン「デビー」

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引用元;NASA.gov

大型サイクロン「デビー」がオーストラリア北東部に上陸

・上陸地点はクイーンズランド州北部のボウエンとエアリーランドの間

勢力レベルは5段階の内、レベル4と発表

・風速120km/h、降水量200mm/h
48時間で6ヶ月の降水量を超える

・上陸地点周辺では約60000戸が停電、連絡がつかない状態に。
住民25000人に避難勧告、シェルターや高台へ。

・旅行者1名が道路で死亡、警察は暴風が原因と発表
また、風により壁が倒壊し、下敷きになった男性1名が重傷

・上陸時、救援局へのSOSが何百件と続くが、風速が100km/hを超えているため、警察や救援隊も身動きが取れない状態にあった

・約1000名の救急救援隊、また陸軍の兵士や航空機も待機中。
勢力が弱まり次第、救援、援助へ向かう方針

・現地では建物の倒壊、浸水やヨットが風により打ち上げられる


発端は3月23日

2017年3月23日

気象庁クイーンズランド北部の沖合850kmに熱帯低気圧があることを発表。

1週間以内にサイクロンへ発達し、上陸する可能性。

この時点で、サイクロンに発達した際の名前は「Debbie(デビー)」と決定。

気象庁のブレット・ハリソン主任予報官は「この熱帯性サイクロンの上陸地点は1000kmの範囲が考えられるため、正確な上陸地点を予報することはできない。その地域の住民は、家屋や庭も暴風雨に備えるよう勧める」と語っている。


3月25日

午前11時に熱帯低気圧はカテゴリー1のサイクロンへ発達。
正式に「Debbie(デビー)」と命名。

この日、サイクロンは勢力を強め続けており、上陸時にはカテゴリー5まで成長すると予報される。

ブルース・ガン QLD気象管区長は、「デビーの挙動についてはまだ予想のつかないところがある」と発表。

同日午後5時、デビーはケアンズの東640kmにあり、時速9kmで南西へ移動中。

この時点での上陸推定時刻は27日夜から28日朝。
だが、早まれば26日の可能性もあると発表。


3月27日

この時点でデビー海岸から約300kmのところを南西へ進行中。

サイクロンはカテゴリー3へ成長中。

最大風速は時速240km/h、風津波は4mに達する模様。

この日、暴風雨の影響でプロスパーパイン付近の路上で旅行者1名が死亡。

付近の住民に避難命令が出る。
しかし、中には命令に応じない住民もあり、警察が個別に説得へ向かう。

アダム・ブラザク予報官によると「デビーは停電、倒木、家屋の損壊が起きる程の勢力で、看板など、固定されていない物が吹き飛ばされ、キャラバンが完全に崩壊するような強さだ」と述べる。

気象庁は、「デビーは3月28日午前10時前にボウエンの南に上陸すると予想されるが、その頃にはカテゴリー4に成長していると思われる」と発表している。


3月28日

午後12時過ぎ、時速12kmの速度でデビーがクイーンズランド州北部のボウエンとエアリー・ビーチの間に上陸。

上陸時の進行速度は12km/h、カテゴリー4の勢力だった。

予想された津波は起きなかったものの、風速は120km/h。
瞬間最高風速は250km/h近くを記録。

停電は60000戸以上、避難命令を受けた住民は25000人以上に上る。

デビーは海洋上の温かな空気をエネルギー源としていたため、上陸後は徐々に勢力を弱め、カテゴリー3になる。

未だ被害状況の全ては明らかになっていないが、今後、サイクロンの通過後に詳しい情報が入ってくる見通し。


3月29日

デビーの勢いは徐々に衰えているものの、未だ豪雨と突風が続いている。
そのため、河川に停泊していたヨットが、岸に打ち上げられるなどの被害が相次ぐ。

この48時間での降水量は、例年の約6ヶ月分の降水量に匹敵。

救助隊員らは被害状況の確認を始めているが、遮断された道路や洪水により作業は難航している。
また食料や水、燃料といった緊急物資の輸送、さらにはインフラの復旧作業に当たるため、軍の兵士やヘリコプター、航空機の派遣も始まっている


3月30日

デビーは上陸後に急速に勢力を弱めて熱帯低気圧へと変化。

クイーンズランド州を南西に進行し、ニューサウスウェールズ州寒冷前線と衝突している。
その為、ニューサウスウェールズ州北部では未だ暴風雨が続いている。

直撃した地域はノーザンリバーズと呼ばれる河川の多い地域にあたる。

河川の増水と周辺の洪水が予想され、周辺の多くの地域に即時避難命令が発表される。
ニューサウスウェールズ緊急救援局はこの命令を「勧告ではなく命令であり、その地域のものは直ちに避難しなければならない」と発表。


3月31日


熱帯低気圧の影響で、ニューサウスウェールズ州では深刻な洪水被害が発生。


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出典;AFPBBNEWS

これは最も被害の大きいリズモーの写真だ。
市内での浸水深は高さ3メートルにも及ぶ。

クイーンズランド州ニューサウスウェールズ州の境界南に位置するマーヴィランバ近郊では、夜にかけて行方不明とされていた女性が遺体で発見される。


4月1日

デビーは熱帯低気圧となった今でも、激しい暴雨風を伴いながら海岸沿いをシドニーに向け南下中。

ロックハンプトン市内を流れる河川は、今月5日目でに1世紀ぶりの水位へ上昇する見通し。
また多くの地域の洪水が南に向かって侵攻している。

洪水や家屋の損壊により避難を続けている住民が20000人以上。

確認された死亡者数は2名、またクイーンズランド州では4人が行方不明となっている。

オーストラリア保険協会は、クイーンズランド州ニューサウスウェールズ州北部を被災地に指定し、損害額は10億豪ドル(約850億円)を超える恐れがあると発表した。

<4月2日>

熱帯低気圧となったデビーは既にニューサウスウェールズを去った。
被害にあったクイーンズランド州ニューサウスウェールズ州では州政府、連邦政府、オーストラリア軍が事後の対応に追われている。

しかし、各河川の上流水域に降った大雨が今になって下流へと流れてきている。
クイーンズランド州ロックハンプトンでは、4月3日に過去60年で最大の洪水が起こると予想されており、各家庭には避難命令が出ている。

ニューサウスウェールズ州北部では多くの道路が洪水により封鎖されている。
観光名所バイロンベイでは、ハイウェイと町を結ぶ道路が洪水の影響で封鎖され、身動きが取れない人が相次いだ。

4月3日

封鎖されていたいくつかの道路が、解除へと進んでいる。
前日に封鎖されていたバイロンベイも、道路の復旧により通行が可能となった。

デビーの上陸地点からほど近いリゾート地、ハミルトン島では8日までの予約をキャンセルし、来週より一部再開予定と発表されている。
島内の高級ホテルでは2ヶ月の閉鎖、復旧を余儀なくされるホテルもあった。

同じく人気のリゾート地、ヘイマン島では事態の把握に数週間、復旧までは最大2年がかかる可能性があると発表されている。

ゴールドコーストの土ボタル鑑賞ツアーで人気の観光地スプリングブルック国立公園は未だ閉鎖中である。
タンボリン・マウンテンのいくつかのハイキングコースも閉鎖が続いている。